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ももかんは放置しても大丈夫?骨化性筋炎に注意|適切な対応と競技復帰のポイント

ももかんは放置しても大丈夫?骨化性筋炎に注意

「少し痛いだけだから、そのうち治るだろう。」
「歩けるから練習を続けても大丈夫。」

サッカーやラグビーなどのスポーツでは、このように”ももかん”を軽く考えてしまう選手も少なくありません。

しかし、適切な処置を行わずに無理を続けると、回復まで長期間かかったり、**骨化性筋炎(こっかせいきんえん)**という合併症につながる可能性があります。

今回は、ももかんを放置するリスクと、競技復帰までに大切なポイントについて解説します。


ももかんは自然に治る?

軽度の打撲であれば、時間の経過とともに症状が改善することもあります。

しかし、筋肉の中で出血が多い場合や強い衝撃を受けた場合は、適切な処置を行わないと回復が遅れることがあります。

特に次のような場合は注意が必要です。

  • 強い腫れがある
  • 内出血が広範囲に広がっている
  • 膝が曲げられない
  • 歩くと強い痛みがある
  • 数日経っても痛みが改善しない

💡 「歩ける=軽傷」とは限りません。筋肉の深い部分を損傷しているケースもあります。


放置するとどうなる?

ももかんを放置したり、受傷直後から無理に運動を続けたりすると、筋肉内の出血が増え、さまざまな問題が起こることがあります。

① 痛みが長引く

出血や炎症が長引くことで、運動時の痛みや違和感が続くことがあります。


② 膝が曲げにくくなる

大腿四頭筋が硬くなることで、膝の曲げ伸ばしがしにくくなります。

サッカーでは、

  • キック
  • ダッシュ
  • 階段の昇り降り

などで痛みを感じることがあります。


③ パフォーマンスが低下する

痛みをかばうことで、

  • 走り方
  • キックフォーム
  • ジャンプ動作

が変化し、他の部位へ負担がかかることがあります。

結果として、

  • 肉離れ
  • 股関節痛
  • 膝痛

など、別のケガにつながる可能性もあります。


骨化性筋炎とは?

骨化性筋炎とは、筋肉の中に骨のような組織が形成される状態です。

強い打撲によって筋肉内で大きな出血が起こり、その回復過程で異所性骨化(本来骨ではない場所に骨組織ができること)が生じることがあります。

このような症状がみられることがあります。

  • 痛みが長期間続く
  • 太ももに硬いしこりを感じる
  • 膝が曲げられない
  • 運動すると痛みが強くなる

骨化性筋炎はすべてのももかんで起こるわけではありませんが、

  • 強い打撲
  • 初期対応が不十分
  • 早期に激しい運動へ復帰
  • 受傷直後の強いマッサージ

などがリスク因子として知られています。

骨化性筋炎で症状がひどい場合は整形外科での診断や処置も必要となりますので、症状が軽度なうちに正しい対応をしましょう。また、整骨院では整形外科のような診断はできませんので、予めご了承ください。

⚠️ 受傷直後に強く揉んだり、無理にストレッチをしたりすることは避けましょう。


競技復帰の目安

回復までの期間は、損傷の程度によって異なります。

損傷の程度 復帰までの目安
軽度 約1〜2週間
中等度 約2〜4週間
重度 4週間以上

※あくまでも目安であり、損傷の程度や競技内容によって異なります。

競技復帰は「痛みがない」だけではなく、

  • 膝の可動域が十分に回復している
  • ダッシュができる
  • ジャンプや切り返しができる
  • キックで痛みがない

などを確認したうえで判断することが大切です。


当院での対応

当院では、お身体の状態を確認しながら、

  • 手技療法
  • 物理療法(電気療法・超音波など)
  • 圧迫固定

を組み合わせ、一人ひとりの症状や回復段階に合わせた施術を行っています。

また、

  • 可動域の改善
  • 筋力の回復
  • 動作分析
  • スポーツフォームの確認

なども行い、再発予防や競技復帰までサポートしています。

さらに、ジムを併設しているため、回復段階に合わせたリハビリや運動指導を行い、安全な競技復帰を目指します。


🏥 こんな症状は医療機関への受診をおすすめします

次のような症状がある場合は、骨折や重度の筋損傷、骨化性筋炎などの可能性も考えられるため、整形外科での検査をおすすめします。

  • 強い腫れや変形がある
  • 歩行が困難
  • 膝をほとんど曲げられない
  • 痛みが数日経っても改善しない
  • 太ももに硬いしこりができてきた

当院では、お身体の状態を確認し、必要に応じて医療機関への受診をご案内しています。

保険の取り扱いは負傷状況などによって異なるため、ご不明な点はお気軽にご相談ください。


まとめ

ももかんは、スポーツ現場でよくみられるケガですが、「歩けるから大丈夫」と放置すると、回復が遅れたり、骨化性筋炎などの合併症につながる可能性があります。

適切な初期対応と、症状に合わせた段階的なリハビリが競技復帰への近道です。

「痛みが続く」「なかなか治らない」「練習に復帰しても違和感がある」という方は、早めに身体の状態を確認することをおすすめします。


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